ボランティア精神
コロナに関する報道が連日続いて、日中は見ないようにしていました。
夜中にひっそり起きていたとき、再放送のドキュメントをたまたま見ました。
世界中のあまりに悲惨な状況。
医療従事者の困難さ。
親の感染悪化を心配するも何もできない。
念願の自分の店が閉店、そして強盗。
幼い子の精神状態。
いろんな国で、一人ひとりに注目すると、みんながこの異常事態に頭を抱え、不安に陥り、恐怖におびえていることが改めて分かる。
国は違ってもみんなそうだよね。
絶望しかない。
ニューヨークは何千人もの感染者が出て、死者も続々。
でも、弔う暇もない、そんなところに各地から看護師や医者が集まる。
自分にできることはあるはずと。
医療従事者じゃなくてもそう考える人はいて。
一日18時間、3Dプリンタでフェイスシールドを作り続ける人。
ヘルパーが感染したためお年寄りの介護を代わりに行う役所の人。
街で人気のベーグルを焼いて医療従事者に届ける人。
休校になり、車でパレードして生徒を応援してまわる先生たち。
自分にできることは何だろうと考え、いろんな人が行動を起こしていた。
その精神が胸を打った。
コロナに向かっていく気持ち。
家にいるのも、これで世界を救ってるんだ!って思いながら家にいるのと、緊急事態宣言出てるから外に出られないんです、って家にいることの違いというか。
昔、ボランティア活動をしたときの気持ちを思い出したなあ。
今はそういう精神が欠けていた。
良い悪いの話ではなく。
コロナを乗り越えたら、私たちは成長できるか?
と尋ねた人に、
いや、そこがスタート地点だろう。
と答えた人。
…考えさせられちゃったな。